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ジェイゾロフトとゾロフトの服用における注意事項

ジェイゾロフトとゾロフトは日本ではまだ新しい抗うつ剤として知られています。アメリカではゾロフトとして、安全性が高く病院で処方される頻度も多いため、広く認められています。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という分類の抗うつ剤です。

薬剤

ジェイゾロフトとゾロフトは信頼性の高い抗うつ剤ですが、人によっては服用によって副作用が現れる事があります。
従来の抗うつ剤と比較しても副作用は出にくいとされていますが、場合により重大な副作用も発症してしまう場合があるため服用するには注意が必要となります。
主に挙げられる症状を一覧にしましたので、参考にしてください。

■性機能障害(勃起不全・性欲減退など)■
他の抗うつ剤や抗不安薬と比較して性機能障害が現れる可能性が高く、全体の約7割~8割ほどが発症するとの報告があるため特に注意が必要です。
原因としては、薬の主成分であるセロトニンによって精神面での落ち着きをもたらすのと反して、性的欲求や勃起不全などの性機能障害へつ繋がる悪影響を及ぼしているとの見方が多いです。
自身では気がつかない場合もあるため、しっかり認識しておくとよいでしょう。また、どうしても気になる方は他の抗うつ剤や抗不安薬の服用に変える事も対策の1つです。
■セロトニン症候群■
ジェイゾロフトなどのSSRIや他のセロトニンを含む薬との併用でセロトニン症候群を起こす可能性があります。
症状として意識障害や不安・自律神経にも影響が起きてしまい発熱や発汗などが生じます。
脳内量のセロトニンが急激に増えたり、限度を超えた摂取により起こりえる症状で体に大きなダメージを受けてしまいます。
■吐き気や下痢■
セロトニンの作用によって嘔吐中枢が刺激されて吐き気や下痢の症状を引き起こす事があります。
セロトニン受容体の約90%は胃腸に存在しており、セロトニンが分泌される際に体外へ排出しようと働いてしまう事で起こりやすくなります。
対処法として、胃腸薬を服用する事により症状を和らげたり防ぐ事ができます。
■睡眠障害■
特にセロトニン2A受容体を刺激する事によって、睡眠に就いたとしても眠りの質が悪く途中で起きてしまうなどの睡眠障害を起こしやすくなる事があります。
このようにセロトニンやノルアドレナリンを増やす薬は睡眠が浅くなってしまう傾向が見られます。
■離脱症状■
他にも挙げられるものとして、継続していた服用を止める事による離脱症状を起こす可能性があります。
特に服用を止めたり減量して1日~3日経った後に起こりやすい症状で、これまで薬が常に体に作用していた働きがなくなる反動によって起きる症状です。
体がだるくなり手足が痺れるなどの身体症状として現れる場合や、常にイライラや不安感が続くなどの精神症状として現れる場合があります。
原因として、薬のセロトニンが常に体の中に満たされた状態にあったものが、急激に減少する事によって起こりやすい症状です。約1ヵ月以上の服用を続ける場合には注意が必要となります。

ジェイゾロフトとゾロフトは信頼性と安全性の高い抗うつ剤ですが、人の体質や場合によって上記のような副作用を起こす事も考えられるため服用する際には注意も必要です。
人によっては約2週間以上も副作用の症状が続く場合もあり、そのまま放っておくのは大変危険です。もし体の異変に少しでも気づいた際には、すぐに医師へ相談するのが一番よいでしょう。
服用する際は、このような注意点を十分理解した上で使用するようにしてください。

ストップ表示

ジェイゾロフトとゾロフトは安全性の高い抗うつ剤として広く知られていますが、稀に副作用を引き起こす可能性もあります。
もしも副作用を起こした場合の対処法について詳しく紹介します。


■性機能障害の対処法
非常にデリケートな問題であるため、なかなか医師へも相談しづらい事ですが実際に症状を起こしている方は多いです。男性に関しては性欲自体が湧かなくなったり勃起不全・射精障害が起こり、女性に関しては生理不順や周期が乱れたりする症状が挙げられます。
その対処法としては、まずは早急に医師へと相談しましょう。なかなか伝えづらい問題ですが、相談する際にはきちんと症状の詳細を伝えるのがよいです。
他には性機能障害を起こす確率の低い、抗うつ剤に薬を変更してもらうなどの対処もあります。注意すべき点としては、ED治療薬(バイアグラやシアリスなど)と併用するのは安全性が確立されていないため危険です。医師から推奨される以外は併用を控えましょう。

■セロトニン症候群の対処法
脳内のセロトニン濃度が急激に上がる症状で服用後の数時間以内に自律神経や筋肉神経へと異常を起こし、多量の発汗や急激な心拍数上昇・体の痙攣や硬直などが起こります。
対処法として、症状が軽い場合は一時的に服用を止める事で治まります。重度の場合は直ちに医師へと相談するのが望ましいです。
いずれにしても自身で判断するには難しいので把握しておきましょう。

■吐き気や下痢症状の対処法
主に挙げられる副作用の1つである吐き気や下痢ですが、特に服用初期に起こりやすい症状です。
吐き気や下痢の症状にも人によっては軽度や重度がありますが、我慢できる範囲内であれば様子を見るようにしましょう。
症状は約1週間~長くても2週間程度とされています。一番の対処法には胃薬や吐き止め薬を併用するのがよいです。特に内科で処方される胃薬のガスモチンで消化管運動を改善したり、吐き止め薬のナウゼリンなどで対処する方法もあります。
しかし、どうしても症状が治まらない場合にはジェイゾロフトとゾロフトの服用を止めるのがよいでしょう。

■睡眠障害の対処法
入眠しても夜中に何度も起きてしまうなど、質の良い睡眠が選れらなくなる睡眠障害が起こる場合があります。人によっても症状が異なりますが、特に服用初期の症状が起こりやすいとされています。
挙げられる対策としては、しばらく経過を見る事や睡眠前の服用を控えて朝や日中に時間帯を変える方法があります。
しかし、全く眠る事が困難となる場合はすぐに医師へと相談しましょう。

■離脱症状の対処法
起こる可能性は低いものの、独自の判断によって減薬したり服用を止めた際に耳鳴りや手足の痺れなどの離脱症状を起こす場合があります。対処法としては、元通りジェイゾロフトとゾロフトの服用を再開させるのがよいです。
いくら症状が改善されたと判断しても、いきなり服用を止める事は改善の妨げにもなります。医師からの指示がない限りは服用を続けるようにしましょう。

特に性機能障害や下痢・嘔吐についての副作用は注意が必要となりますが、脳内物質のセロトニンを適正量にする優れた働きを持っており体に対しても穏やかな効果を促すため、他の抗うつ剤と比較すると安全性の高い治療薬です。
したがって、特に治療薬に対する不安を持っている方や仕事を続けながら治療したいと考えている方には、大変取り入れやすい安全な抗うつ剤だと改めて認識できます。
うつ病の治療は長期間に及ぶ可能性が多いため、薬の長期服用に対する忍耐と体への負担を少しでも軽減する事が大切です。
自身の体に対しての配慮を考えて、ぜひジェイゾロフトとゾロフトの服用を検討してみてください。